遅くなってしまったレスをひとまとめに書いていきます。
あ、今回は「6月のまとめ」の前倒しではないですよ。
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先週の土曜日、6月20日のことですが、インプレスホールディングスの株主総会に行ってきました。
土曜日の株主総会っていうのも珍しいですよね。そもそも集中日を外して開催する会社自体少な(ry
大体自分自身、株主総会への出席自体、今回が初めてなもんで。
地図を頼りに九段下の駅から歩いていきましたが、会場の半径200mくらいから、看板持ちのスタッフが何人も配置されていたので、迷子知らず。
総会会場のすぐ横には、既に株主懇談会の会場もセットアップしてあって、グループ会社の商品紹介などをしていました。総会開会前なので、人はまばら。
会場内で流れていた時間つぶしの環境映像(?)は、「山と渓谷社」が出している山岳ビデオ。
10時丁度に総会が開会されました。開会時点での参加株主はざっと見たところ120~130名くらい。
議長を務めるのは社長の関本氏。
以下、書き取ったメモから総会で出てきた情報などについて。
・総会開催についての数値
株主数:14267名
議決権のある株主数:12111名
議決権の数:356501個
議決権行使した株主数:2578名
議決権の行使された数:270095個
…っていうことでしたが、議決権を行使した人は意外に少ないですね。その割に行使数はかなり多いですが。やはり個人投資家は議決権行使しない人が多い?
・前期報告について
メモが大雑把なので、ここでは大雑把に説明していきます。
定期雑誌の売り上げは安定しているが、ムックは低調。
返品率の説明があったが、業界全体で40%程度とのこと。
Web広告は業界全体では伸びている。但し2009年2~3月頃は低下傾向も。
インプレスのWeb広告は前年比96%。これは同社としては初めてのマイナス。
ターゲットメディア:顧客に(広告の)商品を提案していく形
グループのトータルのPageViewは、期首2億5800万PV
IT部門では「できる」シリーズ、「白書」シリーズが堅調。
新規事業としては、"IT Leaders"、「東京IT新聞」(これら2誌はお土産にも入っていました)、Windows7についての「できる」シリーズを今期はやっていく。
・事業再構築
2008年11月から既にスタートしている。
損益分岐点を199億から175億へ。
・来期見込み
経常利益4億、純利益±0を見込む。
事業内容はIT部門以外にもいろいろあるのですが、元々がIT関連でスタートしたようなところもあり、私個人の関わり合いもIT部門が接点なので、メモったのもその部分だけでした。
出版の方は昨今の業界全体での不振・苦戦の中、なかなかがんばってはいるみたいですが、収益に結びつきにくい状況の様子。全く手をこまねいているわけではなく、道を切り開かんとする姿勢をしっかり持っていることは確かなようです。
・質疑応答
株価低迷・業績低迷・無配継続もあって、手厳しい質問が多数。
Q:(1)保険金の受け取り事由は?(2)株主構成について、株価と大株主の税金負担にからむ利益相反の問題が考えられるが、どうなのか?
A:(1)受け取り事由発生(前社長病気のため)。(2)事業パートナーの都合等あり。大株主の意思については推測しかできないが、利益相反にならないように配慮はしている。
#筆頭株主が創業者(6割近く保有)だが、一般投資家との立場の違いから株価の動きに対する利害が相反しないかどうか、株売却の意思はあるのか?という趣旨の質問だったようです。
Q:PageViewは3億を超え、右肩上がりだが、売り上げや利益が伸びていない。
A:広告市場が厳しい。競合に伴う単価下落。
対策としては、コンテンツ拡張(例:Car Watchなど)など。これは今後もやっていきたい。
顧客属性を把握しての広告提案。広告以外のビジネスも展開していく。
Q:(情報伝達手段が)Webに集中しすぎではないか?Webは読みづらい。海外に押されている?最新情報の扱いについて。
A:紙・Web・モバイル、など伝達手段があるが、Webではフレッシュな情報、紙あるいはPDFでは体系的な内容をと使い分け。
インターネットは発祥がアメリカなので、どうしてもアメリカ発の情報がメインになりがち。日本的切り口についても考慮はしている。
(ここで井芹取締役が登場)体系立てたコンテンツは、Web向きではないと考えている(コンテンツの一例:「報告書」シリーズ。1部10万円くらい)。ニーズがあるのは認識している。
インターネット白書2009←出たばかり
一般向けに、"All-in-One Internet Magazine 2.0"のサイトあり。
日本独自の情報は難しい。意識はしているが。
「日本のインターネットの20年」WIDEプロジェクト協力(※たぶんこの本)
#この質問については、質問者本人のblogを発見。
Q:(1)広告・出版の主流移行に対する考え方は?(2)新メディア誕生と新顧客に対する戦略は?
A:(1)書籍と電子書籍は、移行というより相互補完の関係と考えている(数値になって出てきているというわけではないが)。それぞれに利点があるので、相乗効果を考えている。
(2)重要テーマと考えている。インプレスの既存のユーザ層は、割と年齢層が高めの男性が多い。新しいメディアでは、若年層や女性が多いので、新しいメディアには新しいコンテンツを提供。
Q:(1)「株主総会招集ご通知」の「一部訂正」の読み方(2)実際に役員がもらっている報酬の金額は?
A:(1)《修正後(正)》68百万円(3) の(3)の意味は、社外取締役の分3百万円ということ。
(2)「使用人分給与」の金額は少額。社長個人への報酬額の公表は控えます。
Q:ここ数年の傾向で売上は伸びつつあるが利益が減っているのはなぜか?どのような方向で投資を行なっているのかよくわからない。(株式や書籍在庫の)評価損が増えているが?
A:投資方針としては、(・専門性の高いコンテンツ提供ができる・コンテンツ提供のため2~3年をめどにリターンの得られる見込みのある)会社への投資を行なっている。今後は投資から事業提携へシフトしていく。子会社についてはバランスを考えている。
在庫のコントロールはしている。減らしすぎても今度は顧客に見てもらえない。既存在庫で予期せぬ損失は出ないよう考慮している。但し出版業界の動きには影響される。
有価証券評価については、業績次第で評価損とする場合もある。
Q:取締役のうち2名が株式保有していないが?
A:インサイダー取引規制など厳しい。ストックオプションがあるので、株主としての視点は考えている。
Q:(1)デザイン・サービス事業について、スクール事業がうまくいかなかった理由は?(2)医療関連領域について、3領域以外のターゲットはあるか?(3)東京IT新聞について
A:(1)用意していたプログラムと顧客のニーズに相違。エントリークラスを用意したが、ハイエンド指向の顧客が多かった。
(2)拡大については、専門メディアとして慎重に検討しながら挑戦した。
(3)東京IT新聞(隔週発行)は、ビジネス的考えから。コンテンツとしては、・Watchよりも一般向け・モバイルでもニーズ?を考えている。・新たな収益モデルを試していく。
他の会社の質問タイムはわかりませんが、結構濃い内容の質問が多かったようです。
僕的には、役員報酬についてはあまり異は唱えません。但し一般の従業員がイジめられていなければという条件つきですが。
・採決
12時を過ぎて、質疑応答が終わり、議案の採決となりました。全議案全て原案通り可決でした。
拍手採決って自分的には好きでは無いのですが…たまには「異議有り!」も聞いてみたい(爆)。
株主総会はこれにて終了です。
・おまけ
株主懇談会会場では、新事業の説明会や商品展示などが行われていました。いつもお世話になっているImpress WatchやインプレスR&D、インプレスジャパンあたりではついつい長話に。
あと、サンドイッチと午後ティーのお昼ご飯も出ましたので頂いてきました。昼飯代が浮いた(笑)。ごちそうさまでした。
帰りに紙袋いっぱいのおみやげを頂いて、会場を後にしました。
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